デジタル

CA2059 - オスロ大学図書館のデジタルサービス / マグヌスセン矢部直美

PDFファイル

カレントアウェアネス
No.359 2024年3月20日

 

CA2059

 

オスロ大学図書館のデジタルサービス

オスロ大学図書館(University of Oslo Library):マグヌスセン矢部直美(やべなおみ)

 

続きを読む




デジタル

CA2067 - デジタル・シティズンシップを担う公共図書館 / 豊福晋平

PDFファイル

カレントアウェアネス
No.361 2024年9月20日

 

CA2067

 

デジタル・シティズンシップを担う公共図書館

国際大学GLOCOM主幹研究員/准教授:豊福晋平(とよふくしんぺい)

 

1. はじめに

 2022年11月、筆者は図書館総合展2022にて「デジタル時代のシティズンシップを支えるのは誰か?」(1)というタイトルで講演を行ったところ、図書館関係者から思いのほか大きな反響をいただくこととなった。本稿ではその講演内容を背景として、そもそもデジタル・シティズンシップとは何か、公共図書館に注目するのはなぜか、そして我が国における展望について解説する。

続きを読む




デジタル

E2730 - 源氏物語が繋ぐ人と資料:「デジタル源氏物語」の構築

カレントアウェアネス-E

No.487 2024.09.19

 

 E2730

源氏物語が繋ぐ人と資料:「デジタル源氏物語」の構築

裏源氏勉強会/東京大学附属図書館・中村美里(なかむらみさ)、
木越みち(きごしみち)、小川夏代子(おがわかよこ)

 

●はじめに

  2024年7月、東京大学附属図書館デジタルアーカイブ活用に関する勉強会(通称:裏源氏勉強会)は、『源氏物語』の研究プラットフォーム「デジタル源氏物語」構築の取組が評価され、第59回国立大学図書館協会賞を受賞した。この裏源氏勉強会は、室町後期あるいは江戸初期の写本であり、「東大本」とも言われる『源氏物語』を東京大学総合図書館が2019年にデジタル公開したことを機に、教員と図書館職員によるデジタルデータの活用を考える勉強会として発足した。本稿では、『源氏物語』の本文研究プラットフォームとなることを目指した「デジタル源氏物語」の構築について述べる。

続きを読む




デジタル

E2743 - デジタル化と歴史研究の未来―人文学・社会科学の協働<報告>

カレントアウェアネス-E

No.489 2024.10.17

 

 E2743

デジタル化と歴史研究の未来―人文学・社会科学の協働<報告>

東京大学史料編纂所・菊地智博(きくちちひろ)

 

  2024年9月7日、東京大学史料編纂所はシンポジウム「デジタル化と歴史研究の未来―人文学・社会科学の協働」をハイブリッド形式で開催した。科研費「日本近世史料学の再構築」(23K21964)の成果を基礎として、紙史料とデジタルデータとの有機的結合のもとに歴史情報を公開するあり方の考察から、デジタル化と歴史研究の未来を探ることを目的とするものである。対面・オンラインあわせて81人の参加者を得た。以下、その概要を紹介する。

  司会は立石了(東京大学史料編纂所)が務めた。まず杉本史子氏(東京大学名誉教授・東洋文庫研究員)から趣旨説明があり、続けて4人が報告を行った。

続きを読む




デジタル

英・デジタル保存連合(DPC)、コミュニティアーカイブ向けのデジタル保存に関するツールキットを公開

2024年11月7日、英・デジタル保存連合(Digital Preservation Coalition:DPC)が、コミュニティアーカイブ向けのデジタル保存に関するツールキット“Digital Preservation Toolkit for Community Archives”を公開しました。

英国芸術・人文学研究会議(Arts and Humanities Research Council:AHRC)が主導する国家プログラム“Towards a National Collection”及びそのイニシアティブである“Our Heritage, Our Stories”との提携の一環として、DPCが行った同国のコミュニティアーカイブの現状調査の結果を基に作成されたものです。デジタル保存の各ステップに関する情報や推奨事項、ケーススタディ等がまとめられています。

続きを読む




デジタル

【イベント】2024年度大学図書館シンポジウム「2030「デジタル・ライブラリー」の実現に向けた取り組み」(12/10・オンライン)

2024年12月10日、国公私立大学図書館協力委員会・日本図書館協会大学図書館部会の共催で、2024年度大学図書館シンポジウム「2030「デジタル・ライブラリー」の実現に向けた取り組み」がオンラインで開催されます。

「2030デジタル・ライブラリー」推進に関する検討会が2024年7月に公開した「オープンサイエンスの時代にふさわしい「デジタル・ライブラリー」の実現に向けて~2030年に向けた大学図書館のロードマップ~」では、大学図書館が「デジタル・ライブラリー」を実現するに当たっての当面の目標である「2030年の大学図書館の望ましい姿」が描かれ、実現に向けた課題が整理されています。

シンポジウムでは、そこで挙げられた課題の中からオープンアクセス(OA)の推進、著作権・知的財産関連教育に着目し、先行する大学の取組を紹介するとあります。

参加費は無料で、参加には事前の申込み(先着順・定員1,000人)が必要です。

主なプログラムは以下のとおりです。

●基調講演
「オープンサイエンス時代にふさわしい「デジタル・ライブラリー」の実現に向けて」
 講演者:竹内比呂也氏(千葉大学副学長、附属図書館長、アカデミック・リンク・センター長、大学院人文科学研究院教授)

続きを読む




デジタル

【イベント】日欧DHクロストーク#2―オープンサイエンスを支えるデジタルアーカイブと司書のスキル―(11/26・オンライン)

2024年11月26日、デジタルアーカイブ学会第9回研究大会サテライト企画「日欧DHクロストーク#2―オープンサイエンスを支えるデジタルアーカイブと司書のスキル―」がオンラインで開催されます。

日本と欧州のライブラリアンが集う場をオンライン上に設け、大学図書館がオープンサイエンスを支援するに当たり必要とされるスキルや、シティズンサイエンス、データ・AIリテラシー、デジタルヒューマニティーズ等の分野に対し、デジタルアーカイブの機能や司書のスキルはどのように貢献できるか等について、国内での議論とは異なる様々な視点からの意見交換を行うとあります。

参加は無料で、事前の申込みが必要です。主に日本語が使用されます。

登壇者は次のとおりです。

●ゲスト
小風尚樹氏(千葉大学助教)
日比嘉高氏(名古屋大学教授)

●パネリスト
神谷信武氏(チューリッヒ大学司書)
後藤真氏(国立歴史民俗博物館准教授)
マグヌスセン矢部直美氏(オスロ大学司書)

●司会進行
江上敏哲氏(国際日本文化研究センター司書)

続きを読む