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英・デジタル保存連合(DPC)、コミュニティアーカイブ向けのデジタル保存に関するツールキットを公開

2024年11月7日、英・デジタル保存連合(Digital Preservation Coalition:DPC)が、コミュニティアーカイブ向けのデジタル保存に関するツールキット“Digital Preservation Toolkit for Community Archives”を公開しました。

英国芸術・人文学研究会議(Arts and Humanities Research Council:AHRC)が主導する国家プログラム“Towards a National Collection”及びそのイニシアティブである“Our Heritage, Our Stories”との提携の一環として、DPCが行った同国のコミュニティアーカイブの現状調査の結果を基に作成されたものです。デジタル保存の各ステップに関する情報や推奨事項、ケーススタディ等がまとめられています。

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【イベント】日欧DHクロストーク#2―オープンサイエンスを支えるデジタルアーカイブと司書のスキル―(11/26・オンライン)

2024年11月26日、デジタルアーカイブ学会第9回研究大会サテライト企画「日欧DHクロストーク#2―オープンサイエンスを支えるデジタルアーカイブと司書のスキル―」がオンラインで開催されます。

日本と欧州のライブラリアンが集う場をオンライン上に設け、大学図書館がオープンサイエンスを支援するに当たり必要とされるスキルや、シティズンサイエンス、データ・AIリテラシー、デジタルヒューマニティーズ等の分野に対し、デジタルアーカイブの機能や司書のスキルはどのように貢献できるか等について、国内での議論とは異なる様々な視点からの意見交換を行うとあります。

参加は無料で、事前の申込みが必要です。主に日本語が使用されます。

登壇者は次のとおりです。

●ゲスト
小風尚樹氏(千葉大学助教)
日比嘉高氏(名古屋大学教授)

●パネリスト
神谷信武氏(チューリッヒ大学司書)
後藤真氏(国立歴史民俗博物館准教授)
マグヌスセン矢部直美氏(オスロ大学司書)

●司会進行
江上敏哲氏(国際日本文化研究センター司書)

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大規模言語モデル「GPT-4o」を用いたウェブアーカイブのメタデータ作成:シンガポール国立図書館庁(NLB)の事例(文献紹介)

2024年11月8日付けでプレプリントサーバーarXivに、大規模言語モデル(LLM)のGPT-4oを用いたウェブアーカイブのメタデータ作成に関する記事“Web Archives Metadata Generation with GPT-4o: Challenges and Insights”が掲載されています。著者はシンガポール国立図書館庁(NLB)のAbigail Yongping Huang氏らです。

記事では、NLBが提供するウェブアーカイブ“Web Archive Singapore”を対象として、ウェブサイトのタイトルや抄録等のメタデータをGPT-4oを用いて自動生成する実験を行った結果がまとめられています。

GPT-4oを用いることで、コスト削減や効率化が実現できる一方、人が作成したメタデータの方が品質や精度が優れていること、大規模言語モデルは人間のカタロガーを代替するものではなく補完するものとして捉えるべきであること等が指摘されています。

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アーキビスト(全国歴史資料保存利用機関連絡協議会関東部会): 高校の新歴史科目「歴史総合」「日本史(世界史)探究」を見据えて (第318回定例研究会「学校教育が求めるアーカイブズとは」) / 風間 洋

(101):2024.3, p.1-4

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アーキビスト(全国歴史資料保存利用機関連絡協議会関東部会): 報告の課題に対するコメント (第318回定例研究会「学校教育が求めるアーカイブズとは」) / 新井 浩文

(101):2024.3, p.4-6

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