ラテンアメリカ

JSTOR、ラテンアメリカの学術単行書のオープンアクセス促進に向けたパイロットプロジェクトの進捗を報告

2024年10月24日、米国の電子図書館サービスであるJSTORが、ラテンアメリカの学術単行書のオープンアクセス(OA)促進に向けたパイロットプロジェクトの進捗を報告する記事を掲載しました。

同プロジェクトは、JSTOR、北米の研究図書館センター(CRL)が所管するLatin American Research Resources Project (LARRP)及びアルゼンチンの学術書販売会社García Cambeiro社が連携して2019年から取り組んでいるものです。プロジェクト開始以降、ラテンアメリカ社会科学評議会(CLASCO)の442タイトルをJSTORにおいてOAで公開しており、計200万回以上利用されています。

新たな成果として、2024年3月にアルゼンチンのPrometeo Editorial社が刊行した100タイトルがOAで公開され、76か国585機関のユーザーが1万回以上利用したことが紹介されています。

こうしたパイロットプロジェクトの成功を受け、ラテンアメリカの学術単行書へのアクセスの更なる拡大に向けた議論や計画が進められる予定です。

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